今迄室内実験をしていましたが、室内では送受信共に無理があるという誠に当たり前のことが判りました。人工ノイズが酷過ぎてどうにもなりません。送信についても確かな事は判りませんが、どうも部屋の中と言う環境は床下、天井ほか周り全てに導線が張り巡らされており、電波が出て行くような気がしません。
自宅では屋根上にこのようなアンテナを架設することは不可能に近いですが、幸いにも自宅と会社はごく近所なので、実験場を会社に移すこととし、自宅での室内実験は終了することにします。
横置き(垂直偏波としたいため)としたスーパーラドの外観はまるで大太鼓の如しです。これを屋根上に架設するのは少々大変です。
やぐら型
文字通り、屋根上に1.5-2mほどのやぐらを組み、その上に乗っけてしまえ!という方法です。低いやぐらなら、日曜大工程度で完成するでしょう。が、高くすると難しくなり、大工さんに作って貰わなければいけなくなるかもしれません。長所は、比較的安価に出来ること、風の心配をあまりしないで済むことでしょうか。短所は、アンテナ高を高く出来ないことと向きを変えることが難しい点です。
吊り下げ型
ポールを建て、えいやっ!と吊り下げる方法です。
この方法ならば、アンテナを10m以上に上げることも可能です。方向も変えられます。アンテナ胴体の真ん中からパイプを出し、小型のローテーターに接続すれば部屋の中からでも自由に方向が変えられるはずです。風が心配な時は降ろしてしまえばよいので、構造としてはこちらの方が優れているような気がします。ただ・・問題は建設費です。アンテナ周りには導体を配置したくありませんから、金属のポールを使いたくありません。(使ったらどうなるかの検証はしていませんが、経験的に)そうすると、150-70k位の出費を覚悟しなければなりません。これはこれで痛い問題です。Hi Hi
(最終的な形は現段階で未定です。2010/03/14)
やぐら型で会社屋根上に設置した状態です。
残念ながら屋根全体が金属(トタン屋根)で出来ていたせいでしょうか、送受信共に満足な結果を得ることが出来ませんでした。屋根を地上=アースと考えれば地上高1mです。やはり、相応の高さが必要のようです。吊り下げ型を実験するより別な方法を考えることにします。
*この記事後に自宅、会社に15mタワーを建設しました。