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TX-88A 9R-59
私の年代でアマチュア無線を始められた方々の多くがこの無線機のお世話になったのではないかと思います。これ以前となるとTX-88、9R-4、9R-4J(春日無線→TORIO→現ケンウッド)などですが、TX-88などは確か終段が6AQ5で、自作品の方がはるかにマシな感じでした。
最近ではこの機種のレストアも盛んに行われていると聞きます。この時代の機種はキットで売られていましたし、構造も回路も比較的簡単ですからレストア自体は難しくないと思います。
機会がありましたら、これらのレストアにも挑戦してみたいです。
TX-88A
初めて使ったメーカー製送信機。(AM,CW,10W)
画期的だったのは50MHzが送信出来たことです。(終段 UY-807シングル) 10Wは無理ですが2〜3W程度は出たように思います。
この送信機は2級免許を取得してSSB運用がメインになるまでの約4年間メイン送信機として、故障もなくFBに活躍してくれました。
9R-59
これも始めてのメーカー製。高1中2のシングルスーパーで、ローバンド(3,5、7MHz)では使えたのですが、14MHz以上は感度不足で、別売りアクセサリーのプリセレクター(同調回路付き高周波増幅器)やクリスタルコンバーター(クリコン)を付けた方も多かったように思います。
私もプリセレクターと50MHz用のクリコンを自作して使っていました。ただ、SSBの受信にはコツが要り、SSB運用をメインに考える頃には使わなくなってしまいました。(CW運用時には問題なかったですが)
これらの機械はキットですから多分に「組み立てた人の技術力に応じた能力」になります。当時の私の技術力を考えれば、この受信機の本当の実力はもっとあったのかもしれません。レストアして確かめてみたい気がします。
TR-1000(TRIO/KENWOOD)
中学生のアマチュア無線クラブの顧問の先生が持っておられて、初めてトランジスタ式のトランシーバーなるものを知った機械です。VFOは無く水晶の切り替えで1W出力のAMトランシーバーです。この機械で移動の楽しさを覚えてしまい、日曜日毎に先生に頼み込んでは借りて、近くの山や高台に行って遊んでいました。
TR-1000
FD-AM3(井上電機/ICOM)
高校生の頃に友人が開局と同時に購入し使っていた50MHzのAMトランシーバー。
何と言っても「VFO付き」というのがスゴイ!と思いました。デザインもカッコ良く、うらやましくて仕方なく、結局は入手出来ませんでしたが、永らく私の羨望の的の無線機でした。
ただ、このトランシーバーのVFOの周波数ドリフトはなかなか凄くて、筐体をコンコンやるだけで変調が変わるという「楽しい」トランシーバーでした。
FD-AM3
まぁ、それでも当時はAMでしたし、話してる内にフラフラとどこかへ行っても受信側がダイヤルをグルグル回して追いかけるだけなので(たすきがけ運用?(笑))、誰も気にしませんでしたけど。
ゲルマニウムラジオ〜不思議の国への案内人
ゲルマニウムラジオ(鉱石ラジオ)がアマチュア無線を始めるきっかけになった方も大勢いらっしゃることでしょう。私もその一人です。
電源(電池)無しでラジオが鳴る不思議さは当時の私を虜にしました。

ゲルマニウムラジオ回路図
きっかけは、小学校4年生の頃に下記項の子供の科学の付録にゲルマラジオが付いていたことです。自分で組み立て、ラジオの放送がクリスタルイヤホンから聞こえたときの興奮と言ったら!!今でも決して忘れることが出来ません。(布団に潜ってゲルマラジオを聞いた方、お便りください(笑))
その結果、アマチュア無線という悪の道へまっしぐらです(^-^)/
子供の科学〜実はこれが原因!
父親は厳格、真面目な人で子供には小遣いの1円もくれなかったのですが、本だけはふんだんに買ってくれました。
子供の科学は小学校3年生になった頃から、父親が毎月買ってくれた本の1つです。(本の選択権は父親にあり、マンガなどは即却下です。)この本には毎号何か付録が付いていて、それが楽しみで毎月10日になるのを待ち侘びていました。
思えば、その本の付録にゲルマニウムラジオのキットが付いてきたことがきっかけで「悪の道」へまっしぐらですから、この事を知ったら天国に居る父はきっと苦笑いすることでしょう。手遅れですけどね。