|ラドアンテナTop|製作のノウハウ|製作・調整に必要な測定器 |設置方法|性能検証|技術考察(1)|技術考察(2)|失敗作例|他のアンテナとの比較考察|よくある質問集(Q&A)|自作ユーザー各局のご紹介|
|ラドアンテナTop|製作のノウハウ|製作・調整に必要な測定器 |設置方法|性能検証|技術考察(1)|技術考察(2)|失敗作例|他のアンテナとの比較考察|よくある質問集(Q&A)|自作ユーザー各局のご紹介|
スーパーラドに興味があっても、実際の調整には難しい面もありますから、ローカルに実験や試作をしているOMさんがいらっしゃれば心強いことでしょう。
JO2JIW/牧野さんはご自身で工夫され、「クラウン」と名付けられた容量調整環付のラドを作られました。この部分はアンテナとしての動作はありませんが、周波数の微調整が出来るはずです。
以下は牧野さんご自身の製作記です。
7MHz帯用スーパーラドアンテナ製作記(JO2JIW)
写真の左側は室内用です。右側は屋外用に作ったものですが、SWRが2.8になってしまってしまいました。屋外用は、銅線、リンクコイルの電線を太くしシリンダーにアルミ板を使って、丈夫に作ったつもりですが、失敗作です。
屋外型は、アンテナチューナを併用して使っています。(電波障害が気になりますが、10Wなら大丈夫みたいです。)
写真右は周波数調整用のクラウンです。クラウンとシリンダの距離を調整することで、同調点を所要の周波数に合わせられます。
○室内用SRAについて
◇特性:7.000〜7.045MHzでVSWR1.5以下
・VU75塩ビパイプ使用
・リンクコイル:1.5C-QEV 3回巻き
・共振コイル :0.9mm銅線 38回巻き
・シリンダー :5cm幅アルミテープ 一回巻き
◇アンテナの調整方法は、二つあります。
(1)8cm程度のシリンダを作り、徐々に短くする。
(シリンダーが短くなるほど周波数同調点は高くなっていく)
(2)シリンダの上部にクラウンを取り付けシリンダーとの間隔を調整する。
(クラウンをシリンダーに近付けると周波数同調点が下がる。)
○設置及び試験時の注意
・アンテナが動かないようにテープなどでしっかりと固定する。
アンテナを少し動かしただけでも、同調点やVSWRが変化します。
・アンテナのアースは必ず接続する。
人体、アンテナ近傍の金属など周囲の影響が軽減され特性が安定します。
・アンテナアナライザーは必須アイテム
製作中や調整中にコイル+シリンダーの同調点を把握するために必要です。
(2010.1.26 JO2JIW:)
実機の屋外設置の様子-シュリンクフィルムを使って防水加工されています。